小児科
一般小児科診療
- 風邪
- 胃腸炎
- 各種感染症
- インフルエンザ、溶連菌、アデノウィルス、RSウィルス、マイコプラズマ感染症、手足口病、水ぼうそう、おたふく、突発性発疹など
慢性疾患
気管支喘息
気管支喘息は、気道に慢性的な炎症が続いている状態です。
炎症があると、風邪をひいたときやアレルギーの刺激、運動など、ちょっとしたきっかけで発作が起きやすくなります。
治療では、
- 日頃から発作を起こさないようにする「長期管理」
- 発作が起きたときの「発作時治療」
この2つがとても大切です。
当院では、お子様の症状に合わせて、最適なタイプのお薬を選びます。
| 種類 | 主な薬剤名 |
|---|---|
| 飲み薬 | モンテルカスト、プランルカスト |
| 吸入薬 | アドエア、レルベア、オルベスコ、フルタイド |
|
ネブライザー吸入器 |
メプチン、インタール、パルミコート |
「いつまで続ければいいの?」
「やめるタイミングは?」
というご相談も多いので、成長や症状の変化を見ながら、一緒に治療方針を考えていきます。
便秘症
…そんなときはご相談ください。
必要に応じて「排便ノート」をつけていただき、生活習慣やお薬の調整を行います。
便秘のお薬にはいろいろな種類があります。
- 粉薬(酸化マグネシウム)
- シロップ(モニラック)
- 水に溶かして飲むタイプ(モビコール)
- 水で薄めて使うタイプ(ラキシベロン)
アレルギー性鼻炎、花粉症
治療について
抗アレルギー薬には豊富な種類があり、お子さま一人ひとりの状況に合わせて選択いたします。
- 効果が高い薬:症状が強く、しっかり抑えたい時に
- 眠くなりにくい薬:勉強など日中の活動に支障を出したくない時に
- 1日1回の薬:飲み忘れを防ぎたいお子さんに
- バランスよく効く薬:効果と副作用のバランスを重視したい時に
また、目や鼻の局所症状が強い場合には、点眼薬や点鼻薬を併用することで症状を和らげます。
アレルギー検査(View39)について
「何に反応しているのか知りたい」という方には、39種類のアレルゲンを一度に調べられる血液検査が可能です。
※採血の特性上、当院での実施は6歳以上の方を対象としています。
詳しい検査項目や舌下(ぜっか)免疫療法については [こちらのページ(内科・小児科共通)] をご覧ください。
その他
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)
血圧や心拍数を調節する自律神経がうまく働かなくなることで起こります。
こんな特徴があります
- 思春期のお子さんに多くみられる
- 午前中に症状が強く、午後になると少し楽になることが多い
- 重い場合は、学校に行けなくなったり、生活リズムが乱れてしまうこともある
- 中学生の約10%にみられる、決して珍しくない病気
まずは原因をしっかり確認します
起立性調節障害に似た症状を起こす病気がいくつかあるため、それらを除外するために採血などの検査を行います。【検査で確認する主な病気】
鉄欠乏性貧血/甲状腺などの内分泌の病気
心臓の病気/てんかんなどの神経の病気
基礎疾患がなく、症状が強い場合には、新起立試験の精査を行うために、大学病院の専門外来をご紹介することもあります。
治療やサポートについて
お子さんの状態に合わせて、漢方薬や血圧を上げるお薬などを組み合わせていきます。これらのお薬を使うことで、症状が和らぐ方も多くいらっしゃいます。
また、お薬だけでなく日常生活の工夫も大切です。
- 朝の過ごし方
- 水分や塩分のとり方
- 学校との調整
「診断がついて安心した」
「体調に合わせて無理なく生活できるようになった」
という声もいただいています。
起立性調節障害は、決して珍しい病気ではありませんし、怠けているわけでもありません。
つらさを理解しながら、本人とご家族が前向きに過ごせるよう、寄り添ってサポートしていきます。
一緒に考えていきましょう。
夜尿症(おねしょ)
5歳を過ぎても週1回以上の夜尿が続き、日常生活に支障がある場合、そしてお子さま自身が治したい気持ちを持っている場合には、治療の対象となることがあります。
スポーツ合宿や自然教室など、宿泊行事をきっかけに相談されるご家庭も多いです。
夜尿症治療の3原則
夜尿症の治療で最も大切なのは、お子さまの心の負担を減らすことです。
① あせらず
焦りはお子さまの不安を強めてしまいます。
成長とともに改善するケースも多く、ゆっくり取り組むことが大切です。
② おこらず
叱ることは逆効果で、心理的負担からチックなど別の症状につながることもあります。
成功した日はしっかり褒めてあげることが治療の力になります。
③ おこさず
夜間の尿量を減らすためには、深い眠りの中で分泌される抗利尿ホルモン(ADH)が重要です。
排尿のために夜中に起こしてしまうと、ADHの分泌が減り、かえって尿量が増えてしまいます。
生活指導
夜尿症の治療では、まず生活習慣の見直しを行います。
- 就寝前2~3時間の水分摂取を控える(夜間の尿量を減らすために効果的)
- 夕食後の水分は必要最低限にする
- 寝る前にトイレへ行く習慣をつける
- 便秘がある場合は改善する(膀胱が圧迫されるため)
治療について
必要に応じて、薬による治療を行うことがあります。
▼ミニリンメルト(一般名:デスモプレシン)
夜間の尿量を減らす目的で使用されるお薬です
☑抗利尿ホルモン(ADH)と似た働きを持ち、腎臓で作られる尿の量を減らす作用があります
☑宿泊行事の前だけ短期間使用するケースもあります
※薬の使用は、お子さまの状態を確認しながら慎重に判断いたします
夜尿症は「治る力」を育てる病気
夜尿症は決して珍しいものではなく、多くのお子さまが経験します。
叱ったり焦ったりする必要はありません。
ご家庭だけで抱え込まず、気になることがあればいつでもご相談ください。
咳チック
咳のように聞こえる「咳チック」について
最近、お子さまの中に 喉を鳴らすような咳 が続くケースが増えています。
風邪や喘息とは異なり、実は「咳チック」と呼ばれるチック症状の一つであることも少なくありません。
咳チックとは?
- 風邪のような原因がなくても、無意識に「咳」「喉ならし」「くり返しの声」が出てしまう状態
- 本人がわざとやっているわけではなく、ストレスや緊張、環境の変化がきっかけになることがある
こんなときはご相談ください
- 咳止めを使っても良くならない
- 学校や園でのストレスが続いている
- 本人が「やめたいのにやめられない」と困っている
- 咳のように聞こえるけれど、風邪の症状がない
実際に、咳の症状で受診されたお子さまの中に、診察で咳チックが見つかるケースはとても多いです。
まれに、思いがけない原因が隠れていることもありますので、気になる症状が続く場合は一度ご相談ください。
保護者の方へ
咳チックは、適切に対応することで落ち着いていくことが多い症状です。
お子さま自身が一番つらさを感じていることもありますので、まずは安心してご来院ください。
お子さまの様子を丁寧に伺いながら、必要なサポートをご提案いたします。
発達について気になるとき
「こだわりが強い」
「じっとしていられない」
「なんとなく他の子と違う気がする」
ーーそんな小さな気づきがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。
発達障害には、
- 自閉スペクトラム症(ASD)
- 注意欠如・多動症(ADHD)
- 学習障害(LD)
などがあり、生まれ持った特性として“でこぼこ”や“とがり”が見られることがあります。
これは病気ではなく、その子らしさの一部です。
もちろん、育て方が原因ということもありません。
必要に応じて、川崎市中央療育センターでの評価につないだり、地域の児童発達支援をご紹介することもできます。
いちばん大切なのは、お子さんが自分らしく、自己肯定感を持って、毎日を楽しく過ごせることです。
ご家族と一緒に、そのためのサポートを考えていきます。
予防接種
乳幼児健診
以下の通り、受けられる時期が決められています。
| 健診の種類 | 受けられる時期 |
|---|---|
| 3~4か月健診 | 生後4ヶ月の前後15日以内 |
| 7か月健診 | 生後7か月の前後15日以内 |
| 10か月健診 | 生後10か月の前後15日以内 ※7ヶ月健診でフォローが必要となった方など |
| 5歳児健診 | 5歳の誕生日から2か月以内 |
検査の実施には事前予約が必要です。
予約はi-CALLの「予防接種・健診等」の予約メニュー、または窓口にてお願いいたします。


