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内科

一般内科診療

風邪、インフルエンザ、気管支炎、肺炎、花粉症などのアレルギー性疾患、高血圧、
糖尿病、脂質異常症、痛風、脳梗塞、気管支喘息、慢性肝障害、胃炎、腸炎、便秘症など

高血圧

高血圧の診断基準は、測定する場所によって異なります。まずは以下の表をご確認ください。

 
測定場所 高血圧とされる目安
診察室 140/90mmHg以上
家庭 135/85mmHg
  

2025年のガイドラインでは、降圧目標が年齢・合併症を問わず原則統一されました。
 

測定場所 高圧目標値
診察室 130/80mmHg未満
家庭(朝・晩の平均) 125/75mmHg未満


血圧を測定して高血圧が疑われる場合はご相談ください。
食事や運動などの生活習慣の見直しも一緒に考えながら、お薬を処方、調整していきます。
お薬を一生飲むとは限りません。

新ガイドラインでは、家庭での血圧測定の価値がこれまで以上に高まっています。
記録のための手帳もお渡しするので、血圧測定を習慣化して、血圧に関しての意識を高めていきましょう。

糖尿病

~日本人は特に注意が必要な病気です~

糖尿病は、血液中の血糖値が慢性的に高くなる病気です。
日本人はもともとインスリンを分泌する力が弱い体質が多く、欧米人に比べて糖尿病になりやすいとされています。
自覚症状がほとんどないまま進行することも多く、健診で指摘されるケースがよく見られます。
 

以下の項目と数値がいずれかに当てはまる場合、糖尿病と診断されます。
 

検査項目 糖尿病と診断される目安
空腹時血糖値 126mg/dL以上
随時血糖値 200mg/dL以上
75gOGTT 2時間値 200mg/dL以上
HbA1c 6.5%以上

 

主な合併症

血糖が高い状態が続くと、全身の血管に負担がかかり以下のような合併症を引き起こす可能性があります。
 

  • 網膜症(視力低下)
  • 腎症(腎機能低下)
  • 神経障害(しびれ・痛み)
  • 心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化性疾患
     

治療の目標値

患者さんの状態に応じて、次の値を目安に治療を進めます。
 

項目 目標値
HbA1c 7.0%未満
空腹時血糖 80~130mg/dL
食後2時間血糖 180mg/dL未満

 

当院での治療について

「あなたに合った治療を、一緒に考えます」

糖尿病になっている方も、少し手前の“境界”にいる方も、当院では一人ひとりに合った治療を一緒に考えていきます。
その段階で食い止めることも、進行を防ぐことも、とても大切です。
当院では、患者さんの生活スタイルやお気持ちに寄り添いながら、無理なく続けられる食事や運動のアドバイス、必要に応じたお薬のご提案をしています。
生活習慣を見直すことで、お薬を使わずに糖尿病のコントロールが良好になった方もいらっしゃいます。
あなたのペースで、できることから一緒に始めていきましょう。

脂質異常症(高脂血症)

~症状が出にくいからこそ、早めのチェックを~

いずれかの数値に当てはまる場合、脂質異常症と診断されます。
 

項目 診断基準(いずれかに該当)
LDLコレステロール(悪玉) 140mg/dL以上
HDLコレステロール(善玉) 40mg/dL未満
中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dL以上


自覚症状はほとんどなく、人間ドックや健診で見つかることが多い病気です。
症状が出にくい一方で、動脈硬化はゆっくりと進行していきます。
 

LDLコレステロールの治療目標値

治療目標は、患者さんの心血管リスクに応じて設定されます。
 

  • 一次予防(リスク低~中):120mg/dL未満
  • 一次予防(リスク高):100mg/dL未満
  • 二次予防(心筋梗塞・脳梗塞の既往あり):70mg/dL未満
     

治療の進め方

血液検査の数値だけでなく、患者さんの心血管リスク全体を評価しながら、治療方針を決めていきます。
 

  • 食事や運動など、生活習慣の改善を基本とします
  • 必要に応じて薬を組み合わせて治療を行います
  • 薬の作用の違いについても丁寧に説明します
  • 定期的な血液検査でフォローし、無理なく続けられる治療を一緒に考えていきます

痛風

痛風は、血液中の尿酸が増えて関節などに結晶として沈着し、激しい痛みや炎症を引き起こす病気です。
特に足の親指の付け根に突然激しい痛みが起こる「痛風発作」が特徴です。
 

診断基準

  • 高尿酸血症:血清尿酸値が 7.0mg/dL を超えると診断されます
  • 痛風発作の既往がある場合や、尿酸結晶が関節に確認された場合に「痛風」と診断されます
     

治療目標

項目 目標・基準値
尿酸値の目標 6.0mg/dL 以下を目指します
薬物療法の開始基準 ① 尿酸値が 8.0mg/dL 以上
② 合併症(腎障害、高血圧、糖尿病など)がある場合
 

痛風の治療と生活での注意点

痛風の治療は、まず発作時の痛みや炎症を抑える薬(NSAIDsやコルヒチンなど)を使い、その後、再発を防ぐために尿酸を下げる薬(アロプリノールやフェブキソスタットなど)を継続的に使用します。

高尿酸血症はお酒を飲む方に多い傾向がありますが、実は尿酸は体内でも生成されます。
そのため、お酒を飲まない方でも、体質的に尿酸を作りやすかったり、うまく排泄できなかったりすることで尿酸値が高くなることがあります。
当院ではこうした背景も踏まえ、お一人おひとりに寄り添いながら、無理なく付き合っていけるようサポートいたします。

薬の効果を高めるためにも、プリン体の多い食品やアルコールを控え、水分をしっかり取ることが大切です。
適度な運動と体重管理も、発作の予防につながります。

アレルギー性鼻炎・花粉症


アレルギー性鼻炎や花粉症は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が現れる、季節性または通年性のアレルギー反応です。
春のスギやヒノキ、秋のブタクサ、さらにはハウスダストやダニ、カビ、ペットの毛など、原因はさまざまです。

治療には、抗アレルギー薬が中心となりますが、種類も豊富で、それぞれに特徴があります。
 

抗アレルギー薬の選び方

薬の特徴 メリット・向いている方
効果が高い薬 症状が強く、しっかり抑えたい時に
眠くなりにくい薬 仕事、勉強、車の運転など日中の活動に支障を出したくない時に
1日1回の薬 忙しい方や、飲む忘れを防ぎたいお子さんに
バランスよく効く薬 効果と副作用のバランスを重視したい時に


さらに、点眼薬や点鼻薬を併用することで、目や鼻の局所症状がより和らぎます。症状が強いときや、特定の部位に集中しているときに特に効果的です。
 

アレルギーの原因を調べたい方へ

「毎年ひどくなっている気がする」「何に反応しているのか知りたい」そんな方には、"View39(ビューサーティーナイン)"という血液検査がおすすめです。

この検査では、以下のような39種類のアレルゲンを一度に調べることができます
 

分類 代表的なアレルゲン(全39種類)
吸入系 花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサ、ヨモギ等)、ハウスダスト、ダニ、カビ類、動物の毛
食物系 卵、牛乳、小麦、エビ、カニなど
 

アレルゲンの種類だけでなく、反応の強さ(程度)もわかるため、どの時期にどの薬を使えばよいかの判断にも役立ちます。

※採血が困難なこともあり、当院では6歳以上の方を対象に実施しています。
 

舌下免疫療法について

当院では、スギ花粉症、または ダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎と確定診断された方に、舌下免疫療法を行っています。
毎日少しずつ続けることで、アレルギー症状の軽減や生活の質の向上が期待できる治療法です。
 

舌下免疫療法とは

アレルギーの原因となるアレルゲン(スギ・ダニ)を、1日1回、舌の下に投与する治療です。
少量から始め、決められた一定量を数年間(推奨3年以上)継続します。
 

期待できる効果

「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」
「目のかゆみ・涙目」といったアレルギー症状を和らげる、または抑える効果が期待できます。
 

症状が完全に消えない場合でも、

・アレルギー薬の減量
・日常生活の快適さ(QOL)の向上

につながることが多い治療です。
 

治療薬の在庫状況について

▼シダキュア(スギ花粉舌下錠) 2000 JAU
 現在、限定出荷となっています。
当院では、わずかな人数分はご用意できますので、必要な方は院長までご相談ください。
 

▼ミティキュア(ダニ舌下錠)
すぐに治療開始が可能です。

気管支喘息

気管支喘息は、気道に慢性的な炎症が起こり、空気の通り道が狭くなることで、咳や息苦しさ、ヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)などの症状が現れる病気です。
最近では小児の気管支喘息も増加傾向にあり、早期の対応が求められています。
 

症状と悪化のタイミング

内容 説明
よくみられる症状 咳が続く、息が苦しい、ゼーゼーする
症状が出やすい時間 夜や朝方に悪化しやすい
注意が必要な点 風邪や気温の変化で症状が悪化したり、発作が起きることがある
 

※重症の場合には点滴や入院による治療が必要になることもあるため、日頃からの長期的な管理がとても大切です。


発症の引き金となるもの

症状を引き起こす主な要因は以下の通りです。
 

  • 季節の変わり目
  • アレルゲン
  • 運動
  • ストレス
     

使用する薬剤について

気道の炎症や収縮を抑えることを基本とし、以下の薬を組み合わせて使用します。
 

  • 吸入ステロイド薬
  • 長時間作用型β2刺激薬(LABA)
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)
     

ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)について

LTRAには、モンテルカストやプランルカストといった薬があります。
気道の炎症や収縮を引き起こす物質「ロイコトリエン」の働きをブロックし、症状を和らげます。
モンテルカストは1日1回の服用で済むため、特に子どもや忙しい人にも使いやすいとされています。
 

気管支喘息の治療について

治療法には内服薬や吸入薬があり、どちらが適しているかはその方の症状や生活スタイルによって異なります。
場合によっては両方を組み合わせることが最も効果的なこともあります。
「薬はいつまで続ければいいの?」「吸入って難しそう...」
そんな疑問や不安があれば、いつでもご相談ください。
ひとりひとりに合った最適な治療のかたちをご提案いたします。

咳喘息

咳喘息は長引く咳の原因のひとつで、咳だけが続くのが特徴です。

主な特徴:

  • ヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)や息苦しさはほとんどありません。
  • 夜間や早朝に咳が悪化しやすい傾向があります
  • 「風邪は治ったはずなのに、咳だけが何週間も続く…」という場合に疑われます
     

咳喘息の治療について

治療には、吸入ステロイド薬が用いられます。
咳止めではなく、気道の炎症を抑えることが治療のポイントです。
適切な治療を行うことで、咳は徐々に改善していきます。
 

咳が長引く場合に注意すべき疾患

熱がなく咳だけが長く続く場合には、咳喘息以外にも注意が必要です。
 

  • マイコプラズマ感染症
  • 百日咳


これらは咳喘息と似た症状が現れますが、治療方法が異なります。
検査によって鑑別が可能で、治療方法も異なります。

そのため、咳が長引いているときは自己判断せずにぜひご相談ください。
正確な診断と適切な治療が、早く楽になるための近道です。

頭痛

頭痛の種類としては、主に以下の4類型に分類できます。
 
片頭痛    
  • 時々起こる(間欠的)
  • 週2回~月1回程度起きる
  • 痛みは4時間~72時間続く
  • 頭の片側に起こることが多い
  • ズッキンズッキンという脈を打つような強い痛み
  • 吐き気、嘔吐、光や音が気になるという症状を伴うことがある
  • 頭痛の前兆として、ギザギザした光が見えたり、視野の半分がみえにくくなることがある
  • 動くと痛みが悪化する
  • 時々寝込むほど痛むことがある
緊張型頭痛
  • 持続する
  • 反復発作性緊張型頭痛は1ヶ月に15日未満、慢性緊張型頭痛は毎日のように起こる
  • 痛みは30分~7日間続く
  • 頭の両側か頭全体、後頭部がある
  • 頭の両側をギューッと締め付けられるような痛み、重苦しい鈍痛
  • 吐き気はあっても実際に吐くことはない
  • 肩こりやフワフワしためまいを伴うことがある
  • 気分転換に体を動かすと少し楽になる
  • 仕事ができないほどの痛みではない
混合型頭痛
  • 頭痛が混合する
  • 片頭痛と緊張型頭痛の両方の特徴を合わせもつ
  • 片頭痛と緊張型頭痛が混じり合っていると、その時々でどちらか一方が出る場合がある
群発頭痛
  • 群発的に起こる
  • 1~2ヶ月間に集中してほぼ毎日起こる
  • 痛みは15分~3時間続く
  • 必ず頭の片側が痛む
  • 目の奥がえぐられるような激痛
  • 目の充血や涙、鼻水などを伴うことがある
  • 痛くてじっとしていられない
  • 耐え難い痛み

診察により、どのタイプの頭痛なのかを明確に診断した上で、症状に応じた治療をご提案させていただきます。
近年、片頭痛に対してはトリプタン製剤という新しい特効薬が出ています。
頭痛でお困りの方は、ぜひご相談ください。
 

めまい

めまいは、自分の周囲がグルグル回るような「回転性めまい」、フワフワした感じの「非回転性めまい」、の2つに大きく分類されます。

回転性めまい
頭の中よりも平衡器官に問題が起こっていることが多く、原因としてはメニエール病、前庭神経炎、突発性難聴、慢性中耳炎などが挙げられます。

非回転性めまい
脳血管障害、脳幹や小脳の腫瘍、起立性低血圧などが原因として考えられます。
画像診断(CT、MRI等)のご紹介も含めた適切な検査、点滴や内服薬等による治療をご提案させていただきます。
 

各種ストレス症状に対する診療

現代社会はストレス社会です。
ストレスの多い環境での生活は、からだに不調を来たしやすくなります。
胃潰瘍や自律神経失調症など、ストレス症状でお困りの方は、ご相談ください。
 

不眠症

「体は疲れているのに眠れない」という症状でお悩みの方が増えています。
不眠は、大きく分けて、以下の4つのタイプに分類されます。
 
入眠障害 寝つきが悪い
中途覚醒 寝ている途中で目が覚めてしまう
早朝覚醒 朝早く目が覚めてしまう
熟睡障害 眠った気がしない

症状によって、治療方法や薬剤の種類が異なります。
お話を伺い、睡眠覚醒リズムをきちんと整えるためのお手伝いをさせていただきます。

睡眠は健康な生活のために不可欠ですので、不眠症状でお困りの方はご相談ください。
 
 

各種ワクチン

肺炎球菌(成人)、インフルエンザ、帯状疱疹(50歳以上)等
→ 小児の予防接種・ワクチンにつきましては、小児科をご覧ください。